【近刊・予約受付中】ジャン=ミッシェル・モルポワ/有働薫訳『花通り』
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侘しい郊外から
侘しい郊外から
晩には戸口で音楽を聴く
そして八時から先は窓という窓が青い
聴いたり眺めたりするが、互いに話し合うことは何もない
だがつねに黄色い小さな壁が探し求められる
(「黄色い小さな壁」)
「詩的理想に力強くつながる詩句は、表現意欲と精密に結びついた形式の探求であり、太陽にかざしたエキュ金貨のような《黄色い小さな壁》につながっている」――マルク・コベール
2022年ゴンクール賞詩部門賞を受賞したフランス現代詩の旗手による最新詩集。長く翻訳で並走してきた訳者が贈る、リリスム・クリティークのエッセンス!解説=マルク・コベール。装幀=中島浩
〇同じ著者によって
『イギリス風の朝』(2018年)
〇同じ訳者によって
現代詩文庫『有働薫詩集』(2024年)
『露草ハウス』(2020年)
『モーツァルトになっちゃった』(2014年)
『幻影の足』(2010年・第28回現代詩花椿賞)
2750円(税込)
四六判上製・144頁
ISBN978-4-7837-2633-3
近刊・予約受付中