【近刊・予約受付中】『高橋睦郎詩作集成Ⅰ』
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見果てぬ夢、その出発
見果てぬ夢、その出発
落ちてゆく ただよう花のような深淵
鎗のように みずからの重さに
かがやきながら 落ちる
(「眠りと犯しと落下と」)
永遠に捉え得ぬ詩を、それでも求めつづけねばやまぬ行為が詩作だ。信念の詩人七十余年の見果てぬ夢の集成全五巻の第一巻。十四歳から二十歳代終わりまで。幻の第一詩集全篇、第二、第三、第四詩集の谷川俊太郎、三島由紀夫、澁澤龍彦の跋文すべて収録。月報として井上隆史との対話を付す。
【収録詩集】
ミノ あたしの雄牛/薔薇の木 にせの恋人たち/眠りと犯しと落下と/汚れたる者はさらに汚れたることをなせ/頌/巨人伝説/舊詩篇 さすらひといふ名の地にて
装幀=半澤潤
発行=大和プレス 編集・発売=思潮社
〇同じ著者によって
『深きより 二十七の聲』(2020年・第63回毎日芸術賞)
『つい昨日のこと 私のギリシア』(2018年)
現代詩文庫『続続・高橋睦郎詩集』(2015年)
8800円(税込)
A5判上製布クロス装貼函入・308頁
ISBN978-4-7837-2388-2
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