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高橋睦郎『つい昨日のことーー私のギリシア』


詩業六十余年の結実


気がつくと 私という島はギリシアになっていた
そのことを認めた日から私はギリシア人
私はギリシアを呼吸した すなわち自由を
何処にも存在しない 真空のような自由を
(「94 ギリシアとは」)

「高橋睦郎のところに詩の神がやってきた。ギリシャから、神一人ではなく神々がぞろぞろと、引きも切らず、昼夜の別なく、英雄やら美女やら美少年やらを引き連れて」(池澤夏樹)
「多島海のような詩集。日本語の潮騒が、高橋睦郎の抱える多層的なギリシアを伝える。移り変わる詩の夢の中、はじめての風景がゆっくりと目を醒ます」(蜂飼耳)
自由、それこそジャンルの垣根を越え国境も性差も越え、奔放に運動しつづけてやまない高橋睦郎の詩精神の核心に位置する徳=能力(ヴァーチュ)ではなかろうか」(松浦寿輝)
150余篇を収める、畢生の新詩集。装幀=原研哉+梶原恵

本体3600円+税
菊判変型上製・192頁
ISBN978-4-7837-3604-2
2018年6月刊

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