詩の本の思潮社

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2024年2月28日発売 現代詩手帖3月号

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【特集】杉本真維子、生を象る発語

作品
杉本真維子 十七歳 ぼうろ

対談
杉本真維子+岸田将幸 実人生のふくらみとともに 『点火期』から『皆神山』へ

論考
井坂洋子 純白な生地
たかとう匡子 詩一筋、乾坤一擲の人
中島悦子 『皆神山』、時間軸をみはるもの
山川直人 石ころをゴロリ
竹内敏喜 詩人の深刻さについて 『皆神山』を読む
駒ヶ嶺朋乎 皆神山内部の空隙
野崎有以 惰性へのアンチテーゼ 杉本真維子『皆神山』
藤本哲明 イノチガケノ詩法
文月悠光 静かなる反論
マーサ・ナカムラ 時代をこえて
蔡雨杉 関係性を反転させる目線とイメージで捉えられる願望 『裾花』訳者が読む杉本真維子

資料
杉本真維子 自筆年譜


作品
吉増剛造 デクノボー

インタビュー
吉増剛造 〝雛の家〞ヴィジョン

連載詩完結
井戸川射子 晩鐘 いい運搬・最終回

新連載
中尾太一+藤原安紀子 「詩のわたし」の生きる場所 共の、壊れた外口で

エッセイ
杉本徹 時間と詩をめぐる断章 多田智満子、エリオット、西脇順三郎、そして

連載詩
高橋睦郎 傲りの罰は ピンダロスへ
川満信一 ことばの断頭台 Kへのオマージュ 言語破れて国興るか
平田俊子 気圧 なにが詩それが詩
山尾悠子 春の祭典 女たちⅡ 鏡の中の鏡

第2回西脇順三郎賞発表

発表
第2回西脇順三郎賞 受賞詩集『毒猫』
広瀬大志 詩の豊饒と楽しさ 受賞のことば

選評
朝吹亮二、太田昌孝、加藤孝男、小池昌代、野村喜和夫

作品抄
広瀬大志 毒詩時

新人賞
奥山紗英 光を型抜き

作品
大谷良太 たとえば、ガザに 2024.1. 22
近藤摩耶 ショパンとそのひと
松川なおみ 墓じまい
伊口さや かがみよ かがみ

連載
青野暦 ものにいたるこころ 明るいページで[インターポエティクス]

書評
大田美和 女性詩人という思想家 水田宗子『吉原幸子 秘密の文学――戦後女性表現の原点』
田原 道案内の本 山田兼士『谷川俊太郎全《詩集》を読む』
桑田光平 水平方向への変化 澤田直『フェルナンド・ペソア伝――異名者たちの 迷路』
堀口すみれ子 天から遣わされた詩の巫部 宮部修『父、高祖保の声を探して』
山﨑修平 氾濫状態に至る道筋 林浩平『全身詩人 吉増剛造』

月評
神尾和寿 詩を書く必要 詩書月評
松本秀文 AIに詩はつくれるか 詩誌月評
笠木 拓 卓のグラスとその向こう 俵万智『アボカドの種』 うたいこがれる[短歌]
安里琉太 抒情の傍流 青木由弥子『伊東静雄――戦時下の抒情』、『山上樹実雄句集』 到来する言葉[俳句]

新人作品
3月の作品

選評
峯澤典子 見わたせば花も紅葉もない浜辺で
山田亮太 「深紅/鶸色/黄蘗色/鼠色/赤朽葉/芝翫茶/柿色」

表紙・扉写真=中井菜央
表紙協力=小髙美穂
表紙デザイン=中島 浩

定価1430円(本体1300円)


次号2024年4月号は、「特集・朗読/リーディングの地層」を予定しています。どうぞお楽しみに。

ご予約はこちらから

 

2024年1月26日発売 現代詩手帖2月号

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【特集】lux poeticaの詩人たち

エッセイ
芦川和樹 犬、犬状の芦川さんと花束
張文經 詩集『そらまでのすべての名前』をめぐって

インタビュー
小川芙由 言葉で印象を捉える
大島静流 相剋を見つめて

書評
田中さとみ バグであり、夢であり、ゼリーでもある、蠢くアニマル絵巻 芦川和樹『犬、犬状のヨーグルトか机』
菊井崇史 詩のまなざしに息づく距離 小川芙由『色えらび』
篠田翔平 「きみ」が壊れる場所で 張文經『そらまでのすべての名前』
紫衣 一縷の灯火のように 大島静流『蔦の城』

【特集】抑圧に抗して 世界からの声

対話
ドゥルス・グリューンバイン+縄田雄二(司会) 文学の彼岸 朗読とトークの記録

論考
藤井貞和 現代の予言 宮尾節子+佐藤幹夫『明日戦争がはじまる【対話篇】』
山口 勲 パレスチナで詩歌を語る人が殺されている
佐藤まな TELL THEM ガザにおける民族浄化をめぐる英語パレスチナ詩人たちの発信から
柴田 望 冷笑に抗う声 『NO JAIL CAN CONFINE YOUR POEM 詩の檻はない』

作品
山崎佳代子 塩を運ぶ
ハーラ・アルヤーン 帰化した 佐藤まな訳
千種創一 オレンヂと鰭
永方佑樹 千年紀

巻頭詩
伊藤比呂美 根

長篇詩
宇野邦一 光のまちがい、時間のめまい(下)

受賞第一作
大木潤子 その眼の光から 第61回歴程賞受賞第一作
佐野 豊 思いの丈 第55回横浜詩人会賞受賞第一作

連載詩
高橋睦郎 在る 在った 無かった J・Cn・F・ヘルダアリンへ
川満信一 クイチャー 他一篇 言語破れて国興るか
平田俊子 柿色 なにが詩それが詩
井戸川射子 今まだ、間違ってるとは言えないだけの いい運搬

作品
廿楽順治 二十世紀の自転車屋
鳥居万由実 ぜったいにげんじつにあらわれてはいけないもの
一方井亜稀 春風のち、
塚本敏雄 はばたき

『岡崎純全詩集』を読む
荒川洋治 岡崎純の「おうしお」
倉橋健一 地方主義とは何か 『岡崎純全詩集』が語るもの

連載評論
蜂飼 耳 集積と並列から上昇へ 小笠原鳥類 詩の現在へ

レクイエム
高橋順子 三木卓さんの思い出

新連載
青野 暦 生まれ来る者たちのまなざしに 明るいページで[インターポエティクス]

月評
神尾和寿 「詩の書き方」とは 詩書月評
松本秀文 「幸福だった日々の翌日」を生きる者たちへ 詩誌月評
安里琉太 書き重ねてゆく書きぶり 小澤實『澤』 到来する言葉[俳句]
笠木 拓 (遠さ?)という問い 郡司和斗『遠い感』 うたいこがれる[短歌]

書評
犬飼愛生 実態を追ってバスに乗る 中塚鞠子『水族館はこわいところ』
竹中優子 世界にはよろこびがある 佐藤文香『渡す手』
和田まさ子 やさしさの「正体」 金井雄二『げんげの花の詩人、菅原克己』
外間隆史 十年寿命が延びる本。 斎藤真理子『本の栞にぶら下がる』

新人作品
2月の作品

選評
山田亮太 「ここにしるされたどこへももういくことはないので」
峯澤典子 失われた器官に似た一語を求めて

表紙・扉写真=公文健太郎
表紙協力=小髙美穂
表紙デザイン=中島 浩

定価1430円(本体1300円)


次号2024年3月号は、「特集・杉本真維子、生を象る発語」を予定しています。どうぞお楽しみに。

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2023年12月27日発売 現代詩手帖1月号

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現代日本詩集2024

作品
谷川俊太郎 さて
中村 稔 魂の行衛
安藤元雄 木の葉の光
粕谷栄市 小さい人間
北川 透 転がっていく祭壇
吉増剛造 雛の家
八木忠栄 神さまたち
藤井貞和 隠国(こもりく)の人々
高橋順子 しろつめくさ
佐々木幹郎 チェンバロのように
荒川洋治 松島の道
井坂洋子 赤 「夕鶴」より
稲川方人 遠い雷光の地、論証の日々
瀬尾育生 rosa
吉田文憲 呼ばれているのに
朝吹亮二 南風
野村喜和夫  LAST DATE付近
江代 充 道の思い出
池井昌樹 知らないで 他二篇
城戸朱理 亡国
小池昌代 夢のなかの果実
四元康祐 雲の調停 Mediation by the Clouds
多和田葉子 わたしだけの本棚
高貝弘也 鎮魂歌/記憶
川口晴美 コインランドリーと黒豹で
和合亮一 首
蜂飼 耳 詩の語り手について
日和聡子 光明
小笠原鳥類 魚の名前の漢字――魚の名前のカタカナ――。赤鱝・赤鱏――アカエイ――。
石田瑞穂 揺籃晶
藤原安紀子 羊毛乗 ツクノママ、とおい非においての短詩文 #13
中尾太一 音楽よ、こんにちは
岸田将幸 虹色な日々よ
三角みづ紀 赤いトゥナ、青いトゥナ
峯澤典子 白い紙
最果タヒ 燃える森
山田亮太 赤地に白い十字とハートのマーク
暁方ミセイ 月が出ている
森本孝徳 武器軟膏
岡本啓 0年
水沢なお 受粉の手段

長篇詩
宇野邦一光のまちがい、時間のめまい(上)

連載詩
高橋睦郎 倖せそれとも ヨハン・ヴォルフガング・テクストル・ゲエテへ
川満信一 モダン幽霊 言語破れて国興るか
平田俊子 否定形の部屋 なにが詩それが詩
山尾悠子 夜の汽車、女たちⅠ 鏡の中の鏡
井戸川射子 祈願 いい運搬

受賞第一作
文月悠光 生存戦略 第34回富田砕花賞受賞第一作

月評
神尾和寿 思いがけない一言 詩書月評
松本秀文 言葉の「適量」 詩誌月評
笠木拓 エーテルの満ちる園より 睦月都『Dance with the invisibles』 うたいこがれる[短歌]
安里琉太 世界のしずかさ 南十二国『日々未来』 到来する言葉[俳句]

レビュー
依田冬派 Not Born Yesterday 福間健二監督『きのう生まれたわけじゃない』

書評
神山睦美 奴隷の抒情、私たちもまた 竹内英典『伝記』
白岩英樹 革命の始源 佐峰存『雲の名前』
笠井嗣夫 原理論から詩の現場へ 野沢啓『ことばという戦慄―言語隠喩論の詩的フィールドワーク』
鈴木理策 傍観してはいられない 新井卓『百の太陽/百の鏡』

新人作品
1月の作品

選評
峯澤典子 どのようにも読め、読めないという魅惑
山田亮太 「たのしかったできごとだけをくりかえしおもいだすこどものように」

表紙・扉写真=村越としや
表紙協力=小髙美穂
表紙デザイン=中島 浩

増頁特別定価1650円(本体1500円)


次号2024年2月号は、「lux poeticaの詩人たち/世界からの声 抑圧に抗して」を予定しています。どうぞお楽しみに。

ご予約はこちらから

 

2023年11月28日発売 現代詩手帖12月号

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現代詩年鑑2024

討議
佐々木幹郎+藤原安紀子+石松佳 移行期のリアリティ、それぞれの対峙 二〇二三年展望

2023年現代詩展望
北川 透 明日はどっちだ 同調圧力と不穏
稲川方人 詩はいまなにを待ち、なにを赦すのだろうか 講演
斎藤恵子 無目的に迷う、存えるために
北川朱実 よじれて、ほどけて、胸をつかれて 詩書展望
一方井亜稀 他者へと引き渡される余白 詩誌展望
添田 馨 遥かなるものの影 詩人たちと晩熟の光景
石田瑞穂 翻すちから
菊井崇史 「詩」と「記」の証
青野 暦 The invention concerns the fi eld of timepieces. 新鋭展望
江田浩司 終わりなき詩を「読む」行為 詩論展望
夏野 雨 冬には冬の心で 海外詩展望
岬 多可子 海を越えて 「現代詩ラ・メール」四十周年
安里琉太 「参照性」について 俳句展望
笠木 拓 これからの読みと円居のために 短歌展望

書評集
高貝弘也 粕谷栄市『楽園』
唐作桂子 川田絢音『こうのとりの巣は巡る』
井川博年 八木忠栄『キャベツと爆弾』
中尾太一 荒川洋治『真珠』
草野早苗 松岡政則『ぢべたくちべた』
神尾和寿 渡辺玄英『しろいうさぎを狩る者たち』
高橋綾子 和合亮一『such and such』
横木徳久 杉本真維子『皆神山』
四塚麻衣 最果タヒ『不死身のつもりの流れ星』
草間小鳥子 暁方ミセイ『青草と光線』
松本圭二 藤本哲明『attoiumani_nizi』
吉田文憲 尾久守侑『Uncovered Therapy』

アンケート 今年度の収穫

資料
詩人住所録
詩書一覧/詩誌一覧
現代詩手帖総目次(二〇二三年)

アンソロジー
青柳菜摘 ジェットエンジン
飯沢耕太郎 ∞
池井昌樹 書写
北畑光男 喉の川
千種創一 糸杉と受信箱
古川日出男 天音 より
水城鉄茶 トースター
四塚麻衣 定点
井坂洋子 精霊の管
石松 佳 氷
井戸川射子 かわいそうに、濡れて
岩﨑風子 青鮫
蜆シモーヌ 時代
瀬尾育生 リトルネロ
高良 勉 イシキ浜
日和聡子 冬夜行
山﨑修平 蛎殻町を過ぎたあたりの
山田兼士 インフューザー・ポンプ
江代 充 アマデウス
川田絢音 あの鉄橋
河津聖恵 鏡
坂多瑩子 物語はおしゃべりより早く、汽車に乗って
佐々木幹郎 消えていく前に
橘上 こよみのたんじょうび
多和田葉子 階段状の冬
中村 稔 仄かに明るいハギを見遣りながら
蜂飼 耳 自然な傾き
三角みづ紀 焦点を結ぶ
山田亮太 XT NOTE4(抄)
吉増剛造 光
小笠原鳥類 ウ(抄)
最果タヒ 光は留守
福間健二 やるべきこと
暁方ミセイ 雲摺師
朝吹亮二 透明なナマ
小野絵里華 浅間山を見に行く
鎌田尚美 コントロールライン
川上明日夫 墓終いの・そして 俄
川上雨季 接続する窓
川口晴美 痕跡
姜 湖宙 ミトン
城戸朱理 捜神
君野隆久 宿る(埃だらけの道を)
定 道明 木橋の穴
たなかあきみつ (ない窓に)
徳弘康代 光を消えてください
松下たえ子 ダンサー
峯澤典子 野茨
奥山紗英 双子
カニエ・ナハ EN02
杉本真維子 しじみ
高橋順子 小鳥が鳴いている 大泉史世に
高柳 誠 輾転反側する鱏たちへの挽歌のために
中本道代 金木犀
野村喜和夫 LAST DATE付近
平林敏彦 叫び
藤井貞和 良心
巻上公一 キリンという名のカフェ
松本秀文 あれ、血?(抄)
芦川和樹 布ぬ、の繁縷はこ、べらのトスカ
安 俊暉 灯心草 より
牛島映典 ミントとカツ丼
大木潤子 遠い庭(抄)
大谷良太 ひと汗
岡本 啓 百年のリハーサル
金時鐘 虚墓
倉橋健一 一寸先の話
小池昌代 福神漬のなかの神
近藤摩耶 氷晶都市
齋藤岳深 ルリビタキを呼べ
佐々木洋一 あたらしい夜
貞久秀紀 接近
佐野 豊  I never dreamed
谷川俊太郎 風
塚本敏雄 さみしいファントム
野崎有以 昆虫食
藤原安紀子 ニュルの「ホー」学、ときおりスピン。(抄)
水嶋きょうこ 秘密の野原
伊口さや おいかけっこ
犬伏カイ 斑
岩佐なを 寂寞
神尾和寿 お知恵を拝借
管 啓次郎 千年川
中島隆志 月の石
広瀬大志 聖痕の日
松川なおみ 五十日祭
八木忠栄 私の杖
伊藤悠子 絵のなか
尾久守侑 瞳の街
菅沼美代子 乳甕
千石英世 鬼は来る
藤本哲明 ヒア&ゼア、ここを離れて他のどこかに来た
文月悠光 きかい
北條裕子 花茨
松岡政則 ゆきがたしれず
栁川碧斗 始点
四元康祐 待受
今宿未悠 しおれる/ふたたび
海老名 絢 しずかな朝
金石 稔 小さきものに寄せて
岸田将幸 草を贈る
北川 透 飼育の果て
竹中優子 水
田中眞由美 コピー用紙がめくれるので
中尾太一 緑の説話論
山本育夫 鈍足
荒川洋治 工場の白い山
川窪亜都 鋏と三つ編み
こたきこなみ 胎冥/新生
時里二郎 伎須美野
中塚鞠子 夜を走る
平田俊子 高円寺
水沢なお cement
稲川方人 遠い雷光の地、論証の月日(抄)
岩阪恵子 影について思っている
粕谷栄市 楽園
川満信一 胞衣に包まれた詩
北川朱実 伊勢平野
季村敏夫 ある日のイタリアン
佐峰 存 雲の国
白井知子 濃霧
高貝弘也 姿見の池/記憶
高市順一郎 アポカリプス禅俳句
たかとう匡子 秋
竹内英典 伝記Ⅰ
橘 麻巳子 アンダンテ
服部 誕 昭和町駅前交差点の南北
森 文子 もってのほか
和合亮一 私
渡辺玄英 しろいうさぎを狩る者たち

表紙・扉・目次写真=岸田将幸
表紙デザイン=中島 浩

増頁特別価格2970円(本体2700円)


次号2024年1月号は、「現代日本詩集2024」を予定しています。どうぞお楽しみに。

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2023年10月27日発売 現代詩手帖11月号

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【特集】世界のなかの左川ちか

対談
菊地利奈+中保佐和子 左川ちかの翻訳をめぐる〈詩の進化〉

作品
唐作桂子 失はれた遊園地 AT A LOST LUNA PARK
青柳菜摘 みどりの揺籃
カニエ・ナハ 青木緑子
小磯洋光  My Life as Music in a Chambe
(誌面構成=佐野裕哉)

論考
エリス俊子 飛び立つ、左川ちか 翻訳と転生
中村和恵 ジャズ、エロス、投げられるわたし 左川ちかのミナ・ロイ
森山 恵 言語とともに廻転する生きものたち
島田 龍 左川ちかの翻訳/左川ちかを翻訳すること 複言語としての詩の可能性

【特集】『私の女性詩人ノート』を読む

対談
たかとう匡子+文月悠光 個を生きる、不条理の時代に 『私の女性詩人ノート』三部作をめぐって

論考
小池昌代 戦争の作品化と〝遅れ〞について
時里二郎 ポエジーの種火を求めて たかとう匡子『私の女性詩人ノート』をめぐって
河津聖恵 詩への情熱が紡いだ星座
松尾真由美 女性詩人たちから女性たちの生き方へと

巻頭詩
杉本真維子 黒目川、膝折、 第31回萩原朔太郎賞受賞第一作

連載詩
高橋睦郎 あくまでも狂言 ウィリアム・シェイクスピアに
川満信一 寿限無 寿限夢 言語破れて国興るか
平田俊子 まあ、よかあ なにが詩それが詩
山尾悠子 無限の図書館 鏡の中の鏡
井戸川射子 地をかき混ぜ、土に風通し いい運搬

連載
蜂飼 耳 代弁する声と構成意識 野崎有以 詩の現在へ
高良 勉 アイヌ民族現代詩へ 琉球弧から・最終回
桑田光平 黒い火山、あるいは詩の大地  セシル・クロン 声を集めて――フランス語圏の詩人たち・最終回
野崎有以 そごう・西武労働組合によるストライキの実施を支持する  「抵抗」は梨の礫か?[インターポエティクス]最終回

対談合評
峯澤典子+山田亮太 変化しつづける未来へ 新人作品合評

書評
豊﨑由美 一、二、三、詩〜っ 広瀬大志『毒猫』
広田 修 ロゴスとピュシス 山本育夫『ことばの薄日』『こきゅうのように』
渡辺めぐみ 神への宣誓書 安俊暉『灯心草』
荒木時彦 詩論における、好き嫌い 髙塚謙太郎『詩については、人は沈黙しなければならない』
赤司琴梨 修復と越境 大崎清夏『目をあけてごらん、離陸するから』

月評
北川朱実 清冽な地下水に触れた 詩書月評
一方井亜稀 やがて消えゆく 詩誌月評
笠木 拓 くるしみの花器にこそことばを 染野太朗『初恋』 うたいこがれる[短歌]
安里琉太 まなざしの切実さ 山口昭男『礫』、野名紅里『トルコブルー』 到来する言葉[俳句]

新人作品
11月の作品

表紙・扉・目次写真=マーサ・ナカムラ
表紙デザイン=中島 浩

定価1430円(本体1300円)


次号2023年12月号は、「現代詩年鑑2023」を予定しています。どうぞお楽しみに。

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2023年9月28日発売 現代詩手帖10月号

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【特集】詩作と翻訳のはざま 言語・AI・人間

対談
四元康祐+鴻巣友季子 言葉の素顔を掘り起こしてやろう

エッセイ
高橋睦郎 新しい詩作へ
小池昌代 詩の翻訳の可能性と不可能性
山崎佳代子 モダン・タイムス
栩木伸明 歌詞だって文学である! ポール・サイモンの全詞集を翻訳して思うこと
ジェフリー・アングルス 愛とA・Ⅰ
田原 時代と個人の限界を超えて
柿原妙子 詩の読者はここにいる
岡本啓 読むことへ耳を澄ます
佐峰存 詩の種、翻訳の土壌

【特集】香港詩人アンソロジー

作品
黄淑嫻 私は病気だ/不幸な街で、夜遅く、酒を飲む
宋子江 ライデンの街に杜甫を探して/醬油かけご飯
阮文略 人工の光/終末/鳥のさえずりについて/黒い雨のなかで書く詩/文字の音
盧真瑜 死がぎっしり/発生/無人
嚴瀚欽 はっきりさせよう/シャム広場
曾詠聰 拒否/白色ノイズ
胡世雅 散歩/滅び

解説
四元康祐 東京の夏、香港の詩の夜風

海外詩
ジャン゠リュック・ステンメッツ 「十月の日本」より 『そしてその間に』第二部から 中地義和訳・解説

受賞第一作
齋藤恵美子 カレント 第38回詩歌文学館賞受賞第一作

小詩集
田口犬男 エミリー・ディキンスンからの電話

連載詩
高橋睦郎 二つの眼により セルバンテスへ ドン・キホオテへ そして
川満信一 奇妙な神智学 言語破れて国興るか
平田俊子 カーテン なにが詩それが詩
井戸川射子 群舞 いい運搬

作品
定道明 バナナ
佐々木洋一 黒いろうか 他一篇

クリティーク
福島直哉 戦後近代詩の現在(下) 鮎川信夫

連載
高良勉 無形文化遺産・組踊 琉球弧から
桑田光平 叙事詩と野蛮 ピエール・ヴァンクレール 声を集めて――フランス語圏の詩人たち

書評
宇野邦一 「死語」の不穏な意味へ 千石英世『鬼は来る』
阿部嘉昭 一切流転のさみしい壮観 岩佐なを『たんぽぽ』
伊藤芳博 今に降りしきる〈抒情〉の影を読む 塚本敏雄『さみしいファントム』
細田傳造 見えるということ/見ようとすること 犬伏カイ『ぼくのブッダは祈らない』
アサノタカオ 日々の変革をうながす読書哲学、歩行哲学 管啓次郎『本と貝殻』『一週間、その他の小さな旅』『エレメンタル 批評文集』

月評
北川朱実 命の潮が匂った 詩書月評
一方井亜稀 わたしたちが在る場所 詩誌月評
安里琉太 日々書く「私」 岡田由季『中くらゐの町』、池田澄子『月と書く』 到来する言葉[俳句]
笠木 拓 揺曳する音と無音 川野里子『ウォーターリリー』 うたいこがれる[短歌]

新人作品
10月の作品

新人選評
峯澤典子 「悲しみは/むきかけのりんご」なのか、それとも
山田亮太 「夢の中で土の中で握手をしましたね」

表紙・扉・目次写真=管 啓次郎
表紙デザイン=中島 浩

定価1430円(本体1300円)


次号2023年11月号は、「特集・世界のなかの左川ちか/『私の女性詩人ノート』を読む」を予定しています。どうぞお楽しみに。

ご予約はこちらから

 

2023年8月28日発売 現代詩手帖9月号

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【特集】詩論のクリティカル 分水嶺の先で

論考
蜂飼 耳 探究と精神の活発さ 文月悠光 詩の現在へ
森本孝徳 イン・プレイズ・オブ・ダーティーズ
松本秀文 ニンゲンの教科書 古賀忠昭小論
菊井崇史 「詩学」と「詩」の形態の閃光 平出隆詩集『雷滴』をとおして
野崎有以 安水稔和さんの言葉 「抵抗」は梨の礫か?[インターポエティクス]
尾久守侑 与太者の力学 清水哲男の私性について
福島直哉 戦後近代詩の現在(上) オウエン、賢治
笠木 拓 きれぎれの草原から うたいこがれる[短歌]
安里琉太 結社の変容 Ⅲ 到来する言葉[俳句]

【特集】富岡多惠子の詩の世界

アンソロジー
富岡多惠子代表詩選 伊藤比呂美 選
二匹の犬と/返禮/身上話/はじまり・はじまり/静物/女友達/水いらず/結婚してください/ひと恋いぶし/ニューヨークではなにもすることがない

レクイエム
菅 木志雄 わが妻・富岡多惠子
水田宗子 詩から小説へ、規範を逸脱しながら
井坂洋子 悪意と同情

巻頭詩
川満信一 世界市民への試練 新連載詩・言語破れて国興るか

連載詩
高橋睦郎 なぜ悪者噺 ラサリイリョ・デ・トルメスへ
平田俊子 鶏頭 なにが詩それが詩
山尾悠子 夜の宮殿とオネスティの犬 鏡の中の鏡
井戸川射子 舞う砂は、絵に描かれまい いい運搬

作品
安藤元雄 三つの「意向」
河津聖恵 破片
紺野とも thumbnail_path
萩野なつみ 晩光

クリティーク
貞久秀紀 「来有り」体験について(下)

連載
高良 勉 おもろと歌謡 琉球弧から
桑田光平 フランス語に住むチャド人 ニムロッド 声を集めて――フランス語圏の詩人たち

書評
倉田比羽子 現実と夢想の吃水線 神尾和寿『巨人ノ星タチ』
小島きみ子 ことばの糸は《たましひ》を歌っている 水嶋きょうこ『グラス・ランド』
伊武トーマ 「遠い庭」シンクロニシティ 大木潤子『遠い庭』

月評
北川朱実 現実からふっと身をすべらせて、 詩書月評
一方井亜稀 切り結び、揺らぐ 詩誌月評

新人作品
9月の作品

新人選評
山田亮太 「なぜそうしていたのか分からなかったし/実際のところ理由は」
峯澤典子 「いつでもまもつてばかりゐてはいけない」場所から

表紙・扉・目次写真=奥間埜乃
表紙デザイン=中島 浩

定価1430円(本体1300円)


次号2023年10月号は、「特集・詩作と翻訳のはざま/香港詩人アンソロジー」を予定しています。どうぞお楽しみに。

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2023年7月28日発売 現代詩手帖8月号

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【特集】福間健二、エンドロールなき詩魂

対談
瀬尾育生+杉本真維子 詩への信憑、歩き続ける力

アンソロジー
福間健二代表詩選
沈黙してなお裁かれて/大丈夫、ほんのすこし揺れただけ/仕事をした夜/暑い日/むこうみず/しるし/私は悲しまない/ぼくが老人だったとき/ナオミの発達/枯草通信局/メガネくん

追悼Ⅰ
北川透 福間健二を悼む 行儀のわるい鬼になるまで
藤井貞和 自由な論理、自立する詩語
荒川洋治 詩を書く人
千石英世 五十年目のウサギのレタス
倉田比羽子 詩は生きている 詩以前、最後は祈りである
水島英己 会いたい人 夢見よ、さらに夢見よ
池井昌樹 豊饒 福間健二への返信
平田俊子 いつもなにか書いている人
和田まさ子 「みんないる」
三角みづ紀 途上
青野暦 「たましい」について

追悼Ⅱ
秋山基夫 パラダイスの失われた世界で
神山睦美 優しい心
横木徳久 ある旅人の死 福間健二を偲ぶ
宗近真一郎 快楽と倫理の自在な「転換」
高貝弘也 愛のひと
宮尾節子 福式呼吸
小峰慎也 福間健二さんのこと
文月悠光 託す人
小松宏佳 魂の窓/それがひらかれるとき/わたしは帰ってくる
尾関 忍 言葉の重力に逆らう人
岡本 啓 窓のとおくへ

資料
福間健二著作一覧

作品
和合亮一 シカジカ然然
河野聡子 七年ののち
永澤康太 つながり

連載詩
高橋睦郎 不運の賜物 ヴィヨンへ
井戸川射子 信心 いい運搬

クリティーク
貞久秀紀 「来有り」体験について(上)
佐藤雄一 私は鳥居万由実の天才を疑ったことはない。『「人間でないもの」とは誰か――戦争とモダニズムの詩学』をめぐって

レポート
樋口良澄 透け、裏、現在、 前橋文学館「フットノート――吉増剛造による吉増剛造による吉増剛造」展
木村朗子 死者たちの声を聴く 「死者たちの夏2023」を観て

連載
蜂飼耳 行の思想に生起する詩想 中尾太一 詩の現在へ
高良勉 わが古典・琉歌 琉球弧から
桑田光平 存在の詩 フェルウィン・サール 声を集めて――フランス語圏の詩人たち

書評
正津勉 千葉chiba――詩場shiba――死場shiba 天沢退二郎『『道道』への道道』
野木京子 わからないものと共に生きる 佐々木洋一『でんげん』
藤原安紀子 襤褸になろうと。 大谷良太『方向性詩篇』
田中俊廣 公と私の磁場の間から 青木由弥子『伊東静雄――戦時下の抒情』

月評
北川朱実 心の深部をふろくのように体にはさんで 詩書月評
一方井亜稀 小さなしるし 詩誌月評
安里琉太 結社の変容Ⅱ 「俳壇」五月号 到来する言葉[俳句]
笠木拓 受難のあかるさの水鏡 我妻俊樹『カメラは光ることをやめて触った』 うたいこがれる[短歌]

新人作品
8月の作品

新人選評
峯澤典子 迷い、戻り、進む先にある「空白」
山田亮太 「あなたがいないということがひとめでわかるよくできた仕組み」

表紙・扉・目次写真=岡本啓
表紙デザイン=中島 浩

定価1430円(本体1300円)


次号2023年9月号は、「特集・詩論のクリティカル/富岡多惠子の詩の世界」を予定しています。どうぞお楽しみに。

ご予約はこちらから

 

2023年6月28日発売 現代詩手帖7月号

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夏の作品特集 幻想とポエジー

巻頭詩
山尾悠子 バルトロメウス或は蝟集性について 新連載

対談
粕谷栄市+池井昌樹 詩の愉楽、生の翻訳

作品
時里二郎 栗鼠韻 《言語の胡桃》より
帷子耀. 芳一の耳
瀬崎 祐 黒子
斎藤恵子 鳥遊び
広瀬大志 ノストラダメージ
松尾真由美 雪と氷と花の過剰と
糸井茂莉 踊り子 Vaundyに
北原千代 庭を巡って
杉本徹 釘の絵 他一篇
大木潤子 夢見たことのない花
平鹿由希子 藪の裂き道
後藤美和子 緩衝地帯 他四篇
森山恵 ゆくへ
酉島伝法 転轍機
望月遊馬 人形峠
海東セラ オリフィス
平田詩織 ひとり旅
尾久守侑 一休休休
十田撓子 ラシャシャン
小縞山いう 腋窩と《   》
水下暢也 青雨再々
夏野雨 踊り場
石松佳 腕時計の競走馬たち
紫衣 神隠し

エッセイ
高原英理 詩が必要とする幻想とは何か

連載完結
瀬尾夏美 戦争に行った人 声を汲む・最終回

連載詩
高橋睦郎 血に血を重ねて 江馬細香へ
平田俊子 渋谷 なにが詩それが詩
井戸川射子 想像は、遠くまで及ぶことはない いい運搬

クリティーク
飯吉光夫 平時の中に戦時を見る世代 クリストフ・ランスマイアー+アンゼルム・キーファー詩画集『砂糖空ぞらのもとで』

レクイエム
八木忠栄 素手で詩と闘い、小説と闘ったひと 追悼・富岡多惠子
野沢 啓 先生、残念でなりません 追悼・菅野昭正

連載
高良 勉 西表・世界遺産の島へ 琉球弧から
桑田光平 サンゴールの後継者 アマドゥ・ラミンヌ・サル 声を集めて――フランス語圏の詩人たち
野崎有以 クラプトン、武道館一〇〇回公演 「抵抗」は梨の礫か?[インターポエティクス]

書評
中本道代 朔太郎の多彩な相貌 『萩原朔太郎大全』
松永美穂 記憶を語り継いでいく 山崎佳代子『ドナウ、小さな水の旅 ベオグラード発』
中島悦子 己の息のかかるところ 定道明『木橋の穴』
松尾静明 景色と気配 谷元益男『越冬する馬』
山﨑修平 遊歩することが文学だ 高原英理『詩歌探偵フラヌール』

月評
北川朱実 ほろ苦い時間が熟成されて、 詩書月評
一方井亜稀 輪郭の向こう側 詩誌月評
笠木 拓 冷たく貴い手を恃むだけ 安田茜『結晶質』 うたいこがれる[短歌]
安里琉太 結社の変容 Ⅰ 「俳壇」五月号 到来する言葉[俳句]

新人作品
7月の作品

新人選評
山田亮太 「ここへ渡ろうとするおまえを押し戻してやることはもうできない」
峯澤典子 プロローグから沈潜の時間へ

表紙・扉・目次写真=紫衣
表紙デザイン=中島 浩

定価1430円(本体1300円)


次号2023年8月号は、「特集・福間健二、エンドロールなき詩魂」を予定しています。どうぞお楽しみに。

ご予約はこちらから

 

2023年5月26日発売 現代詩手帖6月号

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【特集】詩と小説 二刀流の現在

対談
井戸川射子+マーサ・ナカムラ 生まれつつあるものの縁に立って

論考・エッセイ
小池昌代 くるくると回っているものたち
四元康祐 詩と小説と散文をめぐる断章
カニエ・ナハ 詩の完膚なき迄の敗北(あるいはリンスインシャンプーとしての詩と小説に就いて)
山﨑修平 詩とはなにか、小説とはなにか
青野 暦 遠近法の破壊 井戸川射子小論
水沢なお 透明な海のかたち

【特集】吉本隆明から考える

対談
瀬尾育生+村瀬学 自己表出の種、季節体の結び 「日時計篇」を手がかりに

論考
神山睦美 横超忌について
宗近真一郎 たたかう惑星、あるいは、論争サクセッション 十一度目の横超忌の余白に

受賞第一作
藤井貞和 定家さん、定家さん 第74回読売文学賞受賞第一作
野村喜和夫 豚は渇きの9階で育っている 第4回大岡信賞受賞第一作
鎌田尚美 アンカット 第56回小熊秀雄賞受賞第一作
芦川和樹 三つ葉のオセロ、日傘を持たない 第61回現代詩手帖賞受賞第一作
水城鉄茶 水医者、水の動画 第61回現代詩手帖賞受賞第一作

作品
新井高子 蟬音
たかとう匡子 在りし日

連載詩
高橋睦郎 恋とは?詩とは? 魚玄機へ 緑翹へ
平田俊子 肺 なにが詩それが詩
井戸川射子 船首像は人を模し いい運搬

座談会
青木風香+雨澤佑太郎+今宿未悠+川上雨季+小島日和+栁川碧斗+吉永太地(司会)
それぞれの場所で、詩とともに 『とある日--詩と歩むためのアンソロジー』刊行記念会

レビュー
長濵よし野 今ここにある、ありよう/答えのひとつを 『とある日――詩と歩むためのアンソロジー』によせて

クリティーク
野沢 啓 意識を超えて詩を書くこと 日本詩人クラブ大阪例会講演要旨

エッセイ
甲斐扶佐義 ほんやら洞とオーラル派 京都のビート詩人たち

連載
蜂飼 耳 心身の反応を記録する 暁方ミセイ 詩の現在へ
高良 勉 沖縄戦と詩・文学 琉球弧から
桑田光平 セネガル作家会議 声を集めて―フランス語圏の詩人たち

レクイエム
倉橋健一 時代相に徹した生涯 追悼・齋藤愼爾

書評
管啓次郎 声と声が呼び交わす地帯に向かって 四元康祐『ダンテ、李白に会う――四元康祐翻訳集古典詩篇』
吉田恭大 言葉が発せられるとき 橘上+松村翔子+山田亮太『TEXT BY NO TEXT』
フアン・ホセ・ロペス・パソス ガリシア人の精神 ロサリア・デ・カストロ/桑原真夫編訳『新葉』
古屋 朋 心が動く時間 三角みづ紀『週末のアルペジオ』

月評
北川朱実 緑風が詩行を渡って、 詩書月評
一方井亜稀 未明の声、音の行方 詩誌月評
安里琉太 まなざしと季語 山西雅子『雨滴』 到来する言葉[俳句]
笠木 拓 踏みしめて縫うかぎり道は 石畑由紀子『エゾシカ/ジビエ』 うたいこがれる[短歌]

新人作品
6月の作品

新人選評
峯澤典子 夢の一冊への助走として
山田亮太 「ここではことばがわたしだし/わたし以上になることもある」

表紙・扉・目次写真=水沢なお
表紙デザイン=中島 浩

定価1430円(本体1300円)


次号2023年7月号は、「夏の作品特集 幻想とポエジー」を予定しています。どうぞお楽しみに。

ご予約はこちらから