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2025年3月28日発売 現代詩手帖4月号


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【特集】モダニズム詩再考

対談
季村敏夫+高木 彬 詩人たちの「連関と断絶」 『一九二〇年代モダニズム詩集』をめぐって

アンソロジー
一九二〇年代モダニズム詩集拾遺詩篇 季村敏夫・高木彬編
恩地孝四郎 そこにもここにも
今東光 軍艦(抄)
秋山清 豚と鶏
林芙美子 寂しきよいどれ女
多田文三 水車と黒猫
岡田龍夫 噓八百番
小方又星 プラチナの生物
村山知義 汽船の詩
大西鵜之介 無限
及川英雄 都会の眼(抄)
星村銀一郎 魔醉薬の懶惰
原研吉 花咲く胴体模型
橋本健吉+石野重道+坂本謹+宇留河泰呂+野川隆 ヌポセチエンスク街(合作)(抄)

資料
北園克衛 昭和二十年日記 七月一日‐十月八日
野田尚稔 編集と「変化なし」 北園克衛の「昭和二十年日記」を巡って

論考
倉橋健一 近代モダニズム詩再発見 季村敏夫編『一九三〇年代モダニズム詩集』他を読む 
郷原宏 発掘された昭和の声 『藤田文江全集』
野村喜和夫 西脇順三郎はモダニストだったか? アムバルワリア祭XIV基調講演
大橋毅彦 一九二〇年代モダニズムを逍遥する 季村敏夫・高木彬両氏の対談を聴きつつ
矢野静明 モダニズムの背後の骨
河津聖恵 不死鳥の黒い歌 楠田一郎小論
安智史 丸山薫・モダニズム詩の時代から戦争詩篇へ
黒沢義輝 山中散生詩集『火串戯』の世界
テイラー・ミニヨン 曖昧さを抱きしめて 日本のビジュアルポエトリーに関する書籍二冊の編纂を手掛けて 青木映子訳
小笠原鳥類 百田宗治の〈モダニズム〉について「話がしたいのだ」
佐藤元状 英国モダニズムと西脇順三郎のエコロジー
脇田裕正 生きるためのモダニズム 春山行夫再考
巽香連 受川三九郎 あるモダニズム詩人の行方


新連載詩
吉田文憲 北の空は 残されたもの

受賞第一作
新井高子 闇の鳥 第6回大岡信賞受賞第一作

作品
岩木誠一郎 発光ダイオード
松川紀代 不思議なもの 他一篇
四釡裕子 ホイッスル

連載詩
高橋睦郎 架空の声で ステファヌ・マラルメへ あなたへ
貞久秀紀 道の上で やさしさと近しみ

レクイエム
柏木麻里 詩を愛し、やさしく育てる 追悼・連東孝子

連載
北川透 詩は花束ではなく舌禍 壊れものとしての〈現在〉へ
青柳菜摘 セルフストリーミング セルフインプロヴィゼーション
竹中優子 石が当たらない人 靴下をはんぶん履いてねむる

書評
工藤正廣 ヘルベルト詩集に寄せて 関口時正編訳『ヘルベルト詩集』
國松絵梨 この言葉とははるかに遠いもの 岡本啓『ノックがあった』
作田教子 過去を生きなおした先にある未来へ 石田諒『家の顚末』
紫衣 〝龍〞の背が導いてゆく 田中さとみ『sleeping cloth スリー ピング クロス』
小磯洋光 詩は証言する コウコウテッほか/四元康祐編訳『ミャンマー証言詩集』

月評
小峰慎也 死んだやつらはみんなうたがわしい 詩書月評
藤本哲明 踏み越えている、何か 詩誌月評

選評
杉本徹 ひとりひとりの軌跡を
川口晴美 水とか光とか

新人作品
4月の作品

表紙・扉写真=小山泰介
表紙協力=小髙美穂
表紙デザイン、扉・目次=佐野裕哉

定価1430円(本体1300円)

次号2025年5月号は、「春の作品特集」を予定しています。どうぞお楽しみに。

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