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2025年5月28日発売 現代詩手帖6月号


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【特集】 ボリス・グレベンシコフの詞 ロシアの未来へ

対談
ボリス・グレベンシコフ+沼野恭子 〝不可能なこと″を目指し続ける

作品
ボリス・グレベンシコフ 痛みが過ぎ去るとき 他三篇

論考
沼野恭子 黄金の町はいずこ
堤 縁華 満ち満ちた空虚 ボリス・グレベンシコフの歌詞における意味と無意味
神岡理恵子 ソ連・ロシアロックの歴史とボリス・グレベンシコフ
Ayuo あるミュージシャンのグレベンシコフ体験


追悼 江代充

レクイエム
粕谷栄市 鳥 江代充追悼
中村鐵太郎 根岸漂泊
中沢けい エシロ、エシロと
越川道夫 追放と封印


インタビュー
吉増剛造+堀内正規(聞き手) 『オシリス、石ノ神』をめぐって(上)

新連載詩
古川日出男 千本の腕のその一本ずつが世界中で目撃された夕方におれたちは 火歌 hiuta

連載完結
貞久秀紀 やさしさと近しみ やさしさと近しみ

受賞第一作
上杉健太郎 Triangle 第63回現代詩手帖賞
たかきびわ 水流 第63回現代詩手帖賞

作品
倉田比羽子 異郷と無内容
小川三郎 きのこのはなし
柳本々々 ねむるまえのきもちってしってる?
服部 誕 クリスマスツリー
北條裕子 怖れ

連載詩
高橋睦郎 嵐の夜ではなく ポオル・ヴァレリイへ

クリティーク
小池昌代 今、読む震災詩歌
田中庸介 心の重層性をことほぐ芸術・科学の詩的連携 東京大学アートセンターの新しい試み
ディエゴ・マルティーナ 目に見えない金の糸に沿い 現代のアオイドス、ロベルト・ヴェッキオーニ
小髙美穂 白へと生き始めている黒 本誌表紙写真解題(二〇二五年上半期)

レビュー
巻上公一 詩人のうしろに立つということ 梅津和時プチ大仕事2025「詩とジャズ」

連載
北川 透 心臓が破れるほどの苦痛や怒りの力で 壊れものとしての〈現在〉へ
青柳菜摘 セルフパブリケーション セルフインプロヴィゼーション

竹中優子 石が当たらない人・その2 靴下をはんぶん履いてねむる

レビュー
コーリー・ウェイクリング カマラードからの視座 JUPE 2025 Tokyo Camarade

書評
高遠弘美 歴史的時間の只中に 時里二郎『伎須美野』
青野 暦 ヘイデン・カルースを読んでみた 現代詩文庫『金井雄二詩集』
西原真奈美 水を湛えて 現代詩文庫『清水恵子詩集』
小島日和 言葉の作用 大崎清夏『暗闇に手をひらく』
佐藤元状 モダニズム的合理主義のアイロニー 脇田裕正『春山行夫と戦時下のモダニズム――数・地理・文化』

月評
小峰慎也 「私はなにも見なかった」 詩書月評
藤本哲明 痛みとか、ユーモアとか 詩誌月評

選評
駒ヶ嶺朋乎 言葉の力で世界好転を目論む
久谷雉 どこにゆくのかわからなかった

新人作品
6月の作品

表紙・扉写真=林田真季
表紙協力=小髙美穂
表紙デザイン、扉・目次=佐野裕哉

定価1430円(本体1300円)

次号2025年7月号は、「詩論と実作のあいだ」を予定しています。どうぞお楽しみに。

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