有働薫『露草ハウス』
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音楽のように
音楽のように
赤まんま 水引 蚊帳吊り草 猫じゃらし
灰色の小さな蝶が乱れ舞う露草の藪
(「露草ハウス」)
生きる場所を見つめる言葉、その亀裂と跳躍に詩の光景が開けていく。意味を超えてあるものへ、たどりついた今ここから。6年ぶり、待望の新詩集。装画=正藤晴美
〇同じ著者によって
現代詩文庫『有働薫詩集』(2024年)
『モーツァルトになっちゃった』(2014年)
『幻影の足』(2010年・第28回現代詩花椿賞)
〇関連書籍
ジャン=ミッシェル・モルポワ/有働薫訳『花通り』(2025年)
ジャン=ミッシェル・モルポワ/有働薫訳『イギリス風の朝』(2018年)
本体2200円+税
A5判並製・96頁
ISBN978-4-7837-3708-7
2020年8月刊