一本の樹に繁った一枚の葉っぱただそれだけでよかった(「深呼吸ひとつ」)「自分としては、この詩篇を書き続けていたときは、恋愛詩集を作るつもりだった。そうなったかどうかはわからない。そして、詩集のなかの「きみ」は何なのか、どんな想像をされてもかまわない」(あとがき)。書いても書いても、書き終えることのない、透明な気持ち。きみにとどける、30通の詩。装画=辻憲
本体2200円+税四六判上製・96頁ISBN978-4-7837-3709-42020年9月刊