第23回丸山薫賞受賞!
きみは毎日同じ場所に立ち
いつもの視線で
生活の一行を
見つける?
(「台所」)
朝起きてぼくは詩のことを考えない――会議のこと、ネクタイを締める苦痛、通勤電車の混雑……いつもの一日の始まりには、ほかに考えることがいっぱいある。でも、夜にはまた、詩の森へ分け入るのだ。中年詩人の平凡で単純な生活、でも大切な言葉が今日もここに生まれている。珠玉の41篇を収める、待望の第6詩集。装画=辻憲
本体2,500円+税
A5判変型上製・112頁
ISBN978-4-7837-3482-6
2015年7月刊
