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高貝弘也『紙背の子』

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8年ぶりの新詩集


言葉の魂(み)か
 息ふきかけると ふくらんで


卵子のような
その雀斑(そばかす)をおさえながら

――あなたはかわらず 生(き)のままで

喜びも、悲しみさえも
――死んでも 熟(う)れてゆきますように
(「紙背の子」)


詩の外側、世界の縁…際…から、まぼろしの子が、こちらを見ている、覗いている、わたしを呼んでいる… 。組版・装幀=川本要 詳細はこちら→

本体3000円+税
A5判たとう入・112頁
ISBN978-4-7837-3724-7
2020年9月刊

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