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北園克衛『記号説1924-1941』新装版

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抒情のアヴァンギャルド・前衛詩集


友よ またアポロが沖の方から走つてくる
雨のハアプを光らせて
貝殻のなかに夕焼けが溜まる
(「驟雨」)

きらびやかに展開するモダニズム文化のなかで北園克衛が萌芽する。関東大震災後に紡がれた最初期の作品を含め、発表時の組版を忠実に再構成した「図形説」全11篇ほかを収録。『白のアルバム』『円錐詩集』『夏の手紙』など戦前期の代表詩集からそのエッセンスを一冊に収める前衛詩集・戦前篇。構成=金澤一志。待望の新装版。

〇同じ著者によって
『単調な空間1949-1978』新装版
現代詩文庫『北園克衛詩集』
〇関連書籍
ジョン・ソルト/田口哲也監訳『北園克衛の詩と詩学――意味のタペストリーを細断する』
金澤一志『北園克衛の詩』

2640円(税込)
A5判変型並製・130頁
ISBN978-4-7837-4550-1
2024年6月刊

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