三日も経つと 水を吸った猫は ふっくらとうめいになった (「水栽培の猫」) 「『水栽培の猫』は、読者を迷宮に誘い込む。ページをめくるたび、曲がり角の向うから、この世のどこにもいないはずの異形のものが晴れやかに姿を現わす」(野木京子)。2年ぶりの新詩集。
2420円(税込)四六判並製・104頁ISBN978-4-7837-4566-22024年5月刊