声なのかもしれない吐き出される 人のかつて聞いたことのある震える声(「奏でる壺」)気づくと知らない場所にいて、ここにいない死者たちの姿が見えはじめる。「阪神・淡路大震災の原体験をとおして東北の大災害を凝視する。そこをここまで頑固に貫いている詩人を私はまだ知らない。緊張感きわまる最新の震後詩集」(たかとう匡子)
本体2500円+税A5判上製・114頁ISBN978-4-7837-3696-72020年5月刊