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たかとう匡子『私の女性詩人ノート』

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与謝野晶子から新井豊美まで


過去を乗り越えて女性独特のさまざまな表現上の財産からまずは学びたいということが私にあり、読書体験もふくめて、先人の女性たちの経験をとおして、女性詩の現在を確かめるとともに、私自身の栄養源にしたかった。(あとがき)

大正期から現代の女性詩人とその「闘い」を隈なく伝える一冊。作品を分析する目は至って冷静で、個人的な懐古や憧憬は排されている。入門書として気軽に開いてみることをお勧めしたい。――文月悠光・東京新聞

それぞれの時代にあって、葛藤のなかで紡がれてきた詩のことば。与謝野晶子、左川ちか、江間章子、藤田文江、林芙美子、永瀬清子、茨木のり子、新川和江、牟礼慶子、白石かずこ、吉原幸子、多田智満子、富岡多惠子、新井豊美――近現代詩に確かな水脈を拓いた14人の女性詩人たちの表現を、実作者として一女性の視点から見つめ直す。これまでとこれからをつなぐ詩人論ノート。好評重版!装幀=井原靖章、切り絵=井原由美子

好評既刊
『私の女性詩人ノートⅡ』
『私の女性詩人ノートⅢ』

本体2500円+税
四六判上製・240頁
ISBN978-4-7837-1691-4
2014年4月第1刷 2023年8月第2刷

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