詩の本の思潮社

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山﨑修平『ダンスする食う寝る』

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空はすでに明るい


わたしの喪失か
あるいは
あなたたちの喪失か
窓枠を窓と定めている昨夜の
一つの結晶を問うための旅に出る
(「ひかりの街」)

「見開け/俺は少し怖い、俺は少しワクワクしている、俺は少し知りたい/生きているのに生きながら勝手に死に続けるな」(「旗手」)。不穏な生のありようを肯定し、闇からひかりへ、破れ目を恐れず言葉を放ってゆく。4年ぶり、渾身の第2詩集。装幀=中島浩

本体2400円+税
A5判上製・96頁
ISBN978-4-7837-3701-8
2020年5月刊

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斎藤恵子『熾火をむなうちにしずめ』


棘をそのままに


生きなければならない
瀕死の人の貌が緑葉になりそよぐ
(「持衰」)

暗闇に黙して発光する炎――生まれ、死んでいった人たちから繫がれた「わたし」の原初に灯る、消えない熱。年月を経て独り内に屹立する、燃えあがる思い。更に研ぎ澄まされた眼差しで深淵を見つめる新詩集。装幀=小川恵子、装画=樋口達也

本体2500円+税
A5判上製・104頁
ISBN978-4-7837-3699-8
2020年4月刊

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神田さよ『海のほつれ』


姿なきものの姿


声なのかもしれない
吐き出される 人の
かつて聞いたことのある
震える声
(「奏でる壺」)

気づくと知らない場所にいて、ここにいない死者たちの姿が見えはじめる。「阪神・淡路大震災の原体験をとおして東北の大災害を凝視する。そこをここまで頑固に貫いている詩人を私はまだ知らない。緊張感きわまる最新の震後詩集」(たかとう匡子)

本体2500円+税
A5判上製・114頁
ISBN978-4-7837-3696-7
2020年5月刊

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