詩の本の思潮社

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金堀則夫『ひの石まつり』


非がおこる


土を放り出せ もっと もっと放り出せ
地の深いくぼみ ひ形の壺
そこに
火をかぶるわたしがいる
(「坪打」)

言葉の響きにみちびかれて、物質的想像力が現代と古層を垂直につらぬく。神話的な風土と歴史への長い探究を、陰影ゆたかに結実させた、詩23篇。

本体2500円+税
A5判変型上製・106頁
ISBN978-4-7837-3693-6
2020年4月刊

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石井宏紀『聖堂』


光をもとめて


水面を埋め尽くす花びら
浮遊した心の痛みを抱いて
日没の時間が止まりかけてくる
(「花びら」)

明けない夜はない。闇の先にはかならず光が見える。人生の深淵に幾度も迷い込んでしまった詩人が、混迷の果てに探し得たものは何か。人生の年輪を重ねてきたものならではの、研ぎ澄まされた感性によって刻まれた最新詩集。

本体2000円+税
四六判並製・88頁
ISBN978-4-7837-3694-3
2020年3月刊

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加納由将『記憶のしずく』


見えない膜の先へ


自分の体が要求していることを
自分で説明できるから
砂浜に轍を残して
波打ち際に進もうとする
(「再びの海」)

「たえず不随意運動を起こす自らの肉体に向き合った作品を作者が綴りはじめたとき、私は畏怖に近い感情をおぼえた。ここに照らし出されているのは、詩の存在理由そのものだ」(細見和之)。6年ぶり、渾身の第5詩集。

本体2400円+税
四六判上製・114頁
ISBN978-4-7837-3692-9
2020年2月刊

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