詩の本の思潮社

ホーム新刊情報 > 加納由将『記憶のしずく』
新刊情報

加納由将『記憶のしずく』


見えない膜の先へ


自分の体が要求していることを
自分で説明できるから
砂浜に轍を残して
波打ち際に進もうとする
(「再びの海」)

「たえず不随意運動を起こす自らの肉体に向き合った作品を作者が綴りはじめたとき、私は畏怖に近い感情をおぼえた。ここに照らし出されているのは、詩の存在理由そのものだ」(細見和之)。6年ぶり、渾身の第5詩集。

本体2400円+税
四六判上製・114頁
ISBN978-4-7837-3692-9
2020年2月刊

本のご購入はこちらから