土を放り出せ もっと もっと放り出せ地の深いくぼみ ひ形の壺そこに火をかぶるわたしがいる(「坪打」)言葉の響きにみちびかれて、物質的想像力が現代と古層を垂直につらぬく。神話的な風土と歴史への長い探究を、陰影ゆたかに結実させた、詩23篇。
本体2500円+税A5判変型上製・106頁ISBN978-4-7837-3693-62020年4月刊