金堀則夫『ひの石まつり』
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第31回富田砕花賞受賞!
第31回富田砕花賞受賞!
土を放り出せ もっと もっと放り出せ
地の深いくぼみ ひ形の壺
そこに
火をかぶるわたしがいる
(「坪打」)
言葉の響きにみちびかれて、物質的想像力が現代と古層を垂直につらぬく。神話的な風土と歴史への長い探究を、陰影ゆたかに結実させた、詩23篇。
本体2500円+税
A5判変型上製・106頁
ISBN978-4-7837-3693-6
2020年4月刊
土を放り出せ もっと もっと放り出せ
地の深いくぼみ ひ形の壺
そこに
火をかぶるわたしがいる
(「坪打」)
言葉の響きにみちびかれて、物質的想像力が現代と古層を垂直につらぬく。神話的な風土と歴史への長い探究を、陰影ゆたかに結実させた、詩23篇。
本体2500円+税
A5判変型上製・106頁
ISBN978-4-7837-3693-6
2020年4月刊
水面を埋め尽くす花びら
浮遊した心の痛みを抱いて
日没の時間が止まりかけてくる
(「花びら」)
明けない夜はない。闇の先にはかならず光が見える。人生の深淵に幾度も迷い込んでしまった詩人が、混迷の果てに探し得たものは何か。人生の年輪を重ねてきたものならではの、研ぎ澄まされた感性によって刻まれた最新詩集。
本体2000円+税
四六判並製・88頁
ISBN978-4-7837-3694-3
2020年3月刊
自分の体が要求していることを
自分で説明できるから
砂浜に轍を残して
波打ち際に進もうとする
(「再びの海」)
「たえず不随意運動を起こす自らの肉体に向き合った作品を作者が綴りはじめたとき、私は畏怖に近い感情をおぼえた。ここに照らし出されているのは、詩の存在理由そのものだ」(細見和之)。6年ぶり、渾身の第5詩集。
本体2400円+税
四六判上製・114頁
ISBN978-4-7837-3692-9
2020年2月刊