あふれる光を目印に 一日の頁が折られた 陽のまじめな仕事を 誰かが拾い上げたかのように(「陽の仕事」) 私たちは毎日新しく砕かれ、閉じられる。往還する季節の下、陽は人のたたえるものにそっと滴り落ちる。地表の器からあふれだす25篇。『発語』から6年ぶりの新詩集。
本体2,400円+税 A5判上製・108頁 ISBN978-4-7837-3332-4 2012年10月刊