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疋田龍乃介『歯車VS丙午』

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お義母さーーーん


いいのかしらいいのかしら
こんなにはしゃいじゃって
ときにはすごく意地悪いこと考えたりしたりして
いいのかしら
こんなことやあんなことしながら街に入ってしまっても
(「ハニーシロップ・オン・ザ・ロード」)

「名辞以前の子宮の奥へ脇腹からぎばさっと直結!」(四元康祐)、「言葉が異様なほど自由な表情で迫ってくる。稀有な才能だ」(渡辺玄英)、「読むことがこんな奇妙な体験になる詩はちょっと他にない」(川口晴美)。つい直結、いきなり強奪! いつも歯車は燃えて逆に発狂だ――。音と像の強烈な引力で不可思議な言語空間を創造する16篇。期待の第1詩集。装幀=田中勲

本体2,000円+税
四六判並製・98頁
ISBN978-4-7837-3318-8
2012年10月刊

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