産声をあげつづけている小きざみに大地の声 海底の岩肌の感触はおりむしの揺れ(「噴火」) 「紀行の果てに、人生の紀行と縄文時代以前のいにしえの音を探る。それが現在の宮内洋子さんの一つの成熟であろう。「死」もまた厳粛なる紀行である」(長谷川龍生)。10年ぶり待望の第5詩集。
本体2,400円+税 A5判上製・98頁 ISBN978-4-7837-3285-3 2012年6月刊