瀕死のわたしはいつのまにかぬめりのなかで蛇と交合する絡まり解かれわたしは生まれかわる(「死の時――老病死」) 肉彩によって、肉体は「皮肉骨髄」生き生きとこの上なく可感的なものになる――まっさらな身体感覚を取り戻すために。32篇の詩とともに高らかに謳いあげる、肉彩主義宣言。芸術や宗教について身体を軸に新しい視座から思索する美学者の、鮮烈な第1詩集。装画=著者
本体2,400円+税 A5判上製・98頁 ISBN978-4-7837-3288-4 2012年4月刊