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南川隆雄『詩誌「新詩人」の軌跡と戦後現代詩』

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「新詩人」から辿るもう一つの戦後詩史


戦後の詩的動向は「新詩人」の軌跡を抜きにしては語れない、というのが私の率直な見解であり、戦後詩史の公正で不可欠な資料として、詩誌「新詩人」の特異な活動を、できうる限り客観的に書き遺しておくことが本書の目的である。
(「序言――なぜ「新詩人」か」)

「新詩人」はなぜ戦後間もなく長野で出発を果たしえたか。信濃毎日新聞の田中聖二、穂苅栄一、小出ふみ子らによって温められ、同人誌・新人育成誌として特異な活動を展開した「新詩人」の初期10年を、同誌に関わった著者が入念な資料調査によって分析する。新たな視座をひらかれる、豊饒な戦後詩史の伏流水!

本体2,500円+税
四六判上製・208頁
ISBN978-4-7837-1675-4
2011年11月刊

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