詩の本の思潮社

ホーム新刊情報 > 深澤忠孝『茶道史異聞』
新刊情報

深澤忠孝『茶道史異聞』

null


直心の交はり


茶事は 不平等のなかの 完璧なる平等
茶事は 極限の 不自由な空間での自由
(「茶室(一)」より)

天下に名を馳せた茶人・千利休、茶道を政道とした「覇王の茶」(信長)や「黄金の茶室」(秀吉)、利休の精神を守り継いだ千家一家、茶を嗜んだ芭蕉、蕪村、一茶などの俳人たち。茶の湯をめぐる探究は、ついに父の「ひとり茶会」、自らの幼少期や青春、名前のルーツにまでたどりつく。長年温めてきたモチーフを結実させた、「直心」あふれる20篇。

本体2,800円+税
菊判上製・128頁
ISBN978-4-7837-3275-4
2011年10月刊

本のご購入はこちらから