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八木忠栄『「現代詩手帖」編集長日録1965-1969』

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詩人たちとの疾走の日々


ある年ある月のたかだか何ページかの月刊誌の〈オモテ〉は、バックナンバーでいつでも読むことができる。しかし、その〈ウラ〉には隠れた幾多の複雑なドラマがある。「〈ウラ〉なんぞ関係ない」という考え方もあるだろうが、〈ウラ〉には〈オモテ〉の根っこが複雑に脈打っている。そこを掘り返すことは必ずしも無意味ではあるまい。(あとがきより)

天沢退二郎、吉増剛造らが尖鋭な言語表現を時代と烈しく軋ませた60年代。現代詩は、赤瀬川原平、唐十郎はじめ、文化・思想まで領域を超えて沸騰する運動体へと突き進む。その現場を支えたのは、24歳で雑誌編集長となる著者のひたすらな疾走の日々だった。同時代の舞台裏を息づかいのままにあらわす、歓喜と涙の日録! 装幀=菊地信義、装画=赤瀬川原平(「現代詩手帖」1969年のカットより)

本体2,800円+税
四六判上製・272頁
ISBN978-4-7837-1671-6
2011年9月刊

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