【近刊・予約受付中】城戸朱理『火山系』
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列島の底に揺らぐ
列島の底に揺らぐ
かなしみばかりが積もってゆく
誰かが泣いていた
夜の底を震わすように。
(「ユーラシア書簡」)
「荒ぶる神、素戔嗚尊もまた、火山神としての相貌を持っている。私は大地に立って、地の底からの震度を感得する。そして、そこから、詩を書き始める。「そして、始まりは火に包まれていた」と」(「Elements」)。人新世、終わりの始まりに、私たちはどこに立っているのか。詩の新生に向けて、抒情から叙事に架橋する連作。新詩集2冊同時刊行!装幀=井原靖章
〇同じ著者によって
『海洋性』(2025年)
『漂流物』(2012年・第30回現代詩花椿賞)在庫僅少・美本なし
『世界-海』(2010年)
『幻の母』(2010年・第61回芸術選奨文部科学大臣新人賞)
2860円(税込)
A5判変型上製・144頁
ISBN978-4-7837-4619-5
近刊・予約受付中