君はまた永遠のような時間の内にいて花を投げているね (「花を投げる」) 「死にもやすらかな生を願った/空からの緑を吹く 髪を吹いていく風に/少しだけ思い出してほしいのです。」(「いつも」)。生と死の繰り返しのなか、ささやかな日々は続いていく。命の川をそうしてわたしは行くはず――。過去から未来へ、かなたに希望を手わたす36篇。
2750円(税込)A5判並製・128頁ISBN978-4-7837-4601-02024年10月刊