詩の本の思潮社

ホーム新刊情報 > 深澤忠孝『南海の列島弧異聞』
新刊情報

深澤忠孝『南海の列島弧異聞』

null


南の海上の道


火山列島ともいわれる日本列島 山脈の地下深く また海底深く 七つもの火山帯が走っている 伊豆諸島 小笠原諸島からミクロネシアまでの島々の点列は よくみれば まぎれもなく 南海への列島弧だ
(「富士火山帯――南海までのマグマの弧」)


富士火山帯は、海底深く、ミクロネシアまで続いているという。その連なりと南の島々との物語をダイナミックに読み解く。伊豆大島から「一番早く夜が明けるニッポン」(南鳥島)、「北回帰線の南にある唯一のニッポン」(沖ノ鳥島)を持つ、小笠原村の歴史と現実をふまえて描く「世界一の海洋のムラ」を含む、22篇を収録。

本体2,800円+税
菊判上製・122頁
ISBN978-4-7837-3225-9
2010年12月刊

本のご購入はこちらから