和田まさ子『わたしの好きな日』

跳びたいときに跳ぶ
跳びたいときに跳ぶ
一本のコナラの木の葉がふるえている
森の中のここ
この小さな世界を知っている
それだけで生きている意味はあるだろう
(「この小さな世界」)
「「どこにも着地できない者のために地面はある」という和田さんの言葉を、私は自分のことのように噛みしめている」――新井豊美
「一面では消極的なものが、確かな欲望の実現へとひっくりかえされる瞬間に、わたしは痛快さをおぼえる」――福間健二
現実の地上からほんの十センチ浮き上がってみよう。不思議なユーモアを手に、走り続ける第一詩集。装画=フィリップ・ジョルダーノ
〇同じ著者によって
『途中の話』(2024年・第26回小野十三郎賞)
『よろこびの日』(2021年)
『軸足をずらす』(2018年・第34回詩歌文学館賞)
『かつて孤独だったかは知らない』(2016年)
『なりたい わたし』(2014年)
本体2,000円+税
四六判並製・98頁
ISBN978-4-7837-3217-4
2010年10月刊