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颯木あやこ『名づけ得ぬ馬』

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第23回小野十三郎賞特別賞(詩集部門)受賞!


祈りがつづいている世界、美しいと思うかい? それとも、祈りというものはいつか終わるべき歌だ、そう考えるかい?
(「天の魚」)

「痛みは身体的痛覚ではなく、詩にあるときはむしろ、五感を超えた次元で生起する、抗いがたい生からの呼びかけとして描かれる。(…)詩人の役割は、痛みを表現することではない。それを変容させること、痛みを祈りに、そしてついには愛へと変貌させることである」(若松英輔)。五感を超えた次元で生起する痛みを引き受け、いのちの際から豊饒へ――言葉が飛翔する第4詩集。

2640円(税込)
A5判上製・112頁
ISBN978-4-7837-3744-5
2021年4月刊

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