わたしはその時光の円のなかで歌手となった今まで呼ばれていた名前さえ忘れられて(「歌手」) 「近年、地震やら津波やら疫病やらを経験するうちに、今回の詩集を私流の今様、「歌」だと考えたくなってきた」(あとがき)。多難な日常を生きる、こころの在処。
2640円(税込)A5判変型上製・112頁 ISBN978-4-7837-3742-12021年3月刊