たましいとの対話
ふり仰ぐ頭上に
たましいの泉があり
わたしは
湧きでるものに
のどをうるおしている
(「空の泉」)
「生きているということの中には、分析など出来ようもない深いところから湧いてくるものがある。詩とは、そのこんこんと湧いてくる泉である。」(あとがき)三好達治賞詩人が「人間のたましい」と対話。気が遠くなるような自然の奥深い語りかけを受けとめた、優しく静かな思いにつらぬかれた抒情詩集。
本体2200円+税
A5判並製・98頁
ISBN978-4-7837-3734-6
2020年12月刊
