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白井知子『旅を編む』


歴史と国境を往還する


歌がきこえてくる
イラン高原へやってきたアーリア民族末裔 イラン人
たちこめるペルシャ語 人々の気息とともに歩いていく
(「アーリア民族へ 回廊バザールから」)

イランへの6000キロの旅の機会を得た詩人は、かつて経験したことのないほどの厳しい行程を経ていくなかで、数千年の時空を縦横に往還し、かの国の歴史、民族、風俗などあらゆる事象と、それらを背負った多くの人たちの運命的な出会いを詩語へと昇華させる。かつてない壮大なスケールのもと、旅する詩人が自らのすべての知覚を多角的に用いて幾層にも編みあげた渾身の紀行詩集。

本体2400円+税
A5判変型上製・106頁
ISBN978-4-7837-3687-5
2019年9月刊

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