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現代詩文庫『新国誠一詩集』


文学と美術の境界領域


1.その詩は詩という「もの」である。
2.その詩は「詩」に強勢をおく。
3.その詩は「構想」を強調する。
(「ASA宣言書:1973」)


「彼が東京でぼくに会ったのが四十歳近かった。彼ほど《はじめにことばありき》を強く主張する人を知らなかったので、大いに興味をひきつけられたのは事実であった。彼は真面目を通り越し、ムキになってことばを論じ、ことばを形にすることに熱をあげていた。《ことばをものとして考える》という信念が彼の創造性に拍車をかけた」(藤富保男)
ことばの構造、ことばが置かれる空間、流れる時間。官能的光をはなつ詩の生成点に向けた目差しが芸術の領域を横断する、驚異の〈視覚詩〉集成。
解説=建畠晢、向井周太郎、砂田千磨、金澤一志

本体1500円+税
四六判並製・160頁
ISBN978-4-7837-1021-9
2019年8月刊

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