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佐々木幹郎『鏡の上を走りながら』


第1回大岡信賞受賞!


こころは 聴こえないもののなかで
ひそかに爪弾かれ
見えない糸となって 揺れている
(「急停車するまで」)


「わたしたちは忘れていた危機のなかへ飛ぶ/生まれ落ちたことの危機のなかへ/人間の形をして」(「母浜回帰」)。やわらかく立ち上がる詩の空間へ――。鏡の上に映るもの、走り過ぎるもの、過ぎ去る影と音楽と、その谺を、果敢に描く。〈いまここ〉を拓く、最新詩集! 装幀=間村俊一、カバー写真=東松照明

本体3200円+税
A5判上製・158頁
ISBN978-4-7837-3660-8
2019年7月刊

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