岡井隆、関口涼子『注解するもの、翻訳するもの』
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名づけえぬ詩のかたち
名づけえぬ詩のかたち
岡井さんからの最初の投げかけにnotationをしていたとき、わたしはスペインの旅行を経て、ニューカレドニアのヌメアで最初のnotationを終えたところだった。そこで出会うことになった、日系二世の女性たちから聞いた話が心から離れず、それを書きつけることなしには、わたしの耳に入ってきた彼女たちの声は外に出ることがなく、声の流れとして完結しないような気がしていた。
(本文より)
本体3200円+税
B5判並製・160頁
ISBN978-4-7837-3621-9
2018年9月刊