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新井豊吉『摑みそこねた魂』


ぼくをみて


額から前髪に入り
わたしに触れて帰った
わたしだけのもの
あれは魂? を
待っているだけだ
(「なかよし学級」)

「自分の名前も書けないお前だったけど/「ありがとう」はいつも見事だった/寂しさで狂うようなお前だったから使えた言葉だ/くぐもったその声が/額の傷が広がるのを防いでいる」(「約束」)。マイノリティたちの生の息吹を五感でひたすら抱きしめる。ちくちく痛む寂しさのかけらを握って。終わりなき対話、11年ぶりの第4詩集。

本体2600円+税
A5判変型上製・126頁
ISBN978-4-7837-3587-8
2017年9月刊

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