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【近刊・予約受付中】野村喜和夫『哲学の骨、詩の肉』


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場所の全体を引き受けて、まるごとそれが詩の生起しうる場となるようにしなければならないのである。発話はそこでは、詩的な傾向を帯びようと帯びまいと、切実に不可避的に発せられたという事実性のほうが、いわば真実への権利を有している。そしてその真実が詩なのだ。(…)哲学と詩、倫理と想像力、あるいは詩人の責務と権能――それらは別のものではありえず、行為において結ばれうるものなのである。 (第10章 詩と/の場所)

現代詩とポストモダンの交差をもくろみ、場を切り拓いてきた詩人が、総決算を果たすべく「詩と哲学のあいだ」を思索する。ハイデガー、シャール、ツェランの深淵から、ニーチェを読む朔太郎、隠喩をめぐる諸問題、そして自身の詩的歴程まで。渾身の、詩論のライフワーク。装幀=宗利淳一

本体2800円+税
四六判上製・280頁
ISBN978-4-7837-3807-7
2017年6月刊

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