詩の本の思潮社

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四元康祐『小説』


言葉・ことば・コトバ


詩人さん、お馬鹿さん
一瞬のあとは
永遠だって思いこんでる
本当はその中間こそ肝腎なのに
そこでしかあたしたち生きられないのに
(「蟻の歌」)

心のなかから言葉が消えるとき、自分は自分の外へと滲み出す。詩と小説の距離は表現の方法だけにとどまらない。つねに実験的冒険作で読者を驚倒させてきた著者が、詩のかたちで問いかける、小説、詩、そして言葉と人間。新詩集2冊同時刊行! 装幀=中島浩

本体2400円+税
A5判並製・160頁
ISBN978-4-7837-3566-3
2017年5月刊

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