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四元康祐『単調にぼたぼたと、がさつで粗暴に』


自由詩のゆくえ


だから野火焼きながらお口パクパク
領土のようにワイシャツの胸元はだけて
ファック斉唱!
(「儀式と強制」)

朔太郎は昭和初期の詩のほとんどが「単調にぼたぼた」か「がさつに粗暴」だと嘆いたが、私たちは、むしろ自ら進んでその「ぼたぼた・がさつ」を引き受けるべきではないか。もっと奔放に、野方図に、私たちを取り巻く現実の諸相に詩の触手を伸ばして。新詩集2冊同時刊行! 装幀=中島浩

本体2400円+税
A5判並製・160頁
ISBN978-4-7837-3565-6
2017年5月刊

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