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法橋太郎『永遠の塔』


戦慄の最新詩集


欲望は存在しない永遠の塔だ。生きているかぎり朽ちることがない黄金の精神だ。しかし哀しみはやって来る。陶器の破片から、ひとつの水甕が現れる。その水甕にたゆたっている野薔薇の花。さあ、歌え、すっかり時間に酔いしれて。
(「永遠の塔」)

詩壇を慄然とさせた衝撃の第1詩集『山上の舟』から18年。先達の死者へのオマージュをモチーフに、研ぎ澄まされた鋭利な言語が無数に拡散しながらも凝縮されてゆく。著者自装。

本体2400円+税
A5判上製・88頁
ISBN978-4-7837-3558-8
2017年2月刊

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