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伊藤浩子『未知への逸脱のために』


第8回鮎川信夫賞受賞!


やがておとずれる一切を予感し
くろかみは償いはじめる
(「日々の痕跡」)

「すべてを読み終わってもう一度、ここに帰ってきたとき、この詩人が再帰ということをイエスの復活にも似た事柄として受け止めていることに気づくだろう」(神山睦美)。
「女という無限の意味を発生させる装置――まさに「MOTHER MACHINE」――について、なお伊藤浩子という稀な才能を追尾してみなければならぬ」(野村喜和夫)。
声なき声、形なき言葉が、孤独や沈黙の闇をくぐりぬけ、いまあらたな存在として再帰する。詩と散文のあわいで無限に枝分かれしつづける20篇。装幀=中島浩

本体2800円+税
A5判上製・166頁
ISBN978-4-7837-3546-5
2016年10月刊

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