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北川透『なぜ詩を書き続けるのか、と問われて』

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わが循環器たち


ワタ シ タチ バラバラニサレタ骸骨ノ六ツノ断片
ワタ シ タチ 死後ノ植民地ノ貨幣ヤコトバヲツカウ
ワタ シ タチ シデナイシカ シガナイシカ
(「笑うマネキンたち」)


「いつからか、詩はわたしにとって、身体に例えれば循環器になっている。これまで幾度も直面した、生活上や精神上の危機を、いちおう乗り越えられてきたのも、書くという行為、特にその中心に詩があったからだ、と思う」(覚書)。詩と批評の両輪で走りつづける著者が、「六片シリーズ」として震災をあいだに書き継いだ新詩集。162の詩片群が烈しく今を生きようとする。装幀=毛利一枝

本体2,800円+税
A5判変型上製・176頁
ISBN978-4-7837-3468-0
2015年6月刊

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