きみはいま 孤独な終着点にいる 人間というばけものの呪縛からも切れて 望みどうりの からっぽになって(「からっぽ」) 「平林の詩に漂う憂愁は日本文学の伝統にまっすぐに根差していると見るべきなのだ。その死者との対話は決して戦後詩に特有のものなどではない。それは日本文学に特有のものなのだ」(三浦雅士)。流浪の果てに真実の詩は見つかるのか――。装幀=中島浩
本体2,600円+税 菊判変型上製・96頁 ISBN978-4-7837-3427-7 2014年7月刊