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宗近真一郎『パリ、メランコリア』

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「異語」の生成へ


「パサージュ論」は根こそぎ「改稿」されねばならない。パサージュの光彩に資本主義の希望の原理を見出したベンヤミンがその草稿をバタイユに託してから七十年余り。ベンヤミンがボードレールと共謀したアレゴリーの戦略は、パサージュの消滅を繰り込んだかたちで、語りなおされねばならないのだ。
(「パリ、メランコリア」)

被覆された現在に抗すべく、パリという局地で実践された架橋につぐ架橋。詩的思想論/都市論の挑発的クロスオーバー。

本体2,400円+税
四六判上製・208頁
ISBN978-4-7837-1690-7
2013年12月刊

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