夕顔おまえはかすかに笑って「お帰りなさい」と言う(「夕顔」) ガンが見つかってからの最期の日々を、季節の移り変わりを慈しむようにすごす最愛のひとの、はかなく美しい面影。ただそこに寄り添うしかない詩人が、その死に向き合うまでの哀惜の絶唱、30篇。
本体2,200円+税 A5判並製・96頁 ISBN978-4-7837-3397-3 2013年11月刊