藤井章子『文月にはぜる』
それとなくほろんでいく
それとなくほろんでいく
文月にはぜる。夏草にひそむおうんおうんという音がはぜ にいにいぜみの耳のなかが酢漬けになるほどじいんじいん鳴く声がはぜる。
(「文月にはぜる」)
外郭と内皮のあわいを回遊し、異種や異郷に這う、透きとおることばの肌足22篇。
本体2,200円+税
A5判並製・96頁
ISBN978-4-7837-3394-2
2013年11月刊
文月にはぜる。夏草にひそむおうんおうんという音がはぜ にいにいぜみの耳のなかが酢漬けになるほどじいんじいん鳴く声がはぜる。
(「文月にはぜる」)
外郭と内皮のあわいを回遊し、異種や異郷に這う、透きとおることばの肌足22篇。
本体2,200円+税
A5判並製・96頁
ISBN978-4-7837-3394-2
2013年11月刊