絶句したかけがえのない魂の声を聴き取ることからはじめよう海の底で折り重なって眠るひとびとの凍りついた無念をときほぐすために(「かけがえのない魂の声を」) 生命の樹を求めつづけた詩人が、津波の惨禍のあとの海辺を歩く。波間に漂う魂の声に耳を澄まし、未来から照射される現在を思いながら――東日本大震災の前後7年、時空をこえていのちを歌う29篇。
本体2,200円+税 A5判並製・104頁 ISBN978-4-7837-3395-9 2013年10月刊