詩の本の思潮社

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山尾悠子『鏡の角度』

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想像力の庭、ひらく


そして虚空の我が目は遠く水を呼んだのであり、夜の黒松よ上屋敷の屋根瓦の波よ。
エンタシスの狭間より煌々と灯りを放つ夜の美術館よ。
(「エンタシスと黒松の美術館」)


「――鏡の角度が変わっていた。スワと別れてから、あのひとが新たにその部分だけ描き直したのだ。奥二重の吉祥天女のようなスワの幼な顔が、明るくひかりを反射する鏡のおもてからスワを見返していた」(「スワンの恋」)。夢見の塔、炎上する夜の宮殿、老画家と少女。光と反射の奥へ、詩と散文のあわいをゆく12の言葉の庭。「現代詩手帖」好評連載、待望の書籍化。カバー写真=著者、図版=アタナシウス・キルヒャー、装幀=柳川貴代

2420円(税込)
A5判上製・104頁
ISBN978-4-7837-4653-9
2026年7月刊

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服部誕『古来稀なり』

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あの日から はるけくも


バラバラになったページのなかで久しく時が過ぎても
写真は一枚たりともなくならない
ほどけてしまったノートブックのなかで
ただ見つからないだけなのさ
(「ほどけたノートブック」)


いろんなものが浸みだしてくる――老いおいの日々を過ごして、おかしみと透明なさみしさの交じりあう妙趣の筆法、詩21篇。装幀=中島浩

〇同じ著者によって
『祭りの夜に六地蔵』(2023年・第20回日本詩歌句随筆評論大賞 詩部門優秀賞)

2750円(税込)
A5判上製・112頁
ISBN978-4-7837-4651-5
2026年6月刊

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